【NEW OPEN】タンジョンパガー・Guoco Tower Singapore Store(シンガポール)
シンガポール・タンジョンパガーに、nana’s green tea が NEW OPEN!(5/20)
シンガポール・タンジョンパガー「Guoco Tower」内に、新しくnana’s green teaがOPENいたしました。
「Plaza Singapure store」、「DUO Galleria store」に続き、シンガポールでは3店舗目。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
■ Guoco Tower Singapore Store
nana's green tea Guoco Tower Singaporeの計画をするにあたり、シンガポールの歴史から紐解けないかと考えた。
シンガポールは1800年代にイギリスに支配されていた歴史があるため、 古くからある建築物もヨーロッパの影響を大きく受けている。
特に近代のシンガポールが建国されたのは19世紀で、 そこには、さまざまな政策と交易、そしてトーマス・スタンフォード・ラッフルズ卿の尽力がありました。
シンガポール初の建築家、ジョージ・D・コールマンがシンガポールに到着したのは1822年。
彼が最初に手がけたプロジェクトはスタンフォード・ラッフルズ卿の邸宅でした。
彼は、多くのパラディアン様式の住宅を建築しました。
パラディアン様式とは古代ギリシャ・ローマの神殿をルーツに、 ルネサンス期の建築家が確立し、 イギリスのトラディショナルな様式として定着しました。
nana's green teaの空間のコンセプトは現代の茶室。
世界から特異な美意識として評価される侘び。
侘びは日本の茶の湯から生まれ育まれたもので、侘びを語る上で茶室を欠かすことはできません。
侘びという言葉は、「格調高い格式に対してそれを崩したり外したりして変えること」「ある時、誰かがやったことを変えて違う角度から行うこと」と私は考えています。
シンガポールという東洋と西洋の文化のある場での茶室とは一体何か。
西洋と東洋の融合という概念から空間を構成できないかと考えた。
本計画の区画は前面が全てガラスファサードで、天井高さが6 m、上部が円弧状という特殊な形状をしていることから、上部には厨房区画を配置し、円弧が終わるラインで壁を立ててカウンターを設けることとした。
東洋的なるものと西洋的なるものの大きな違いは素材もさることながら、構造的構成だと考えられる。
カウンター側エリアには大テーブルとヤグラを設け結界を創り東洋的構成として扱うこととし、前段でも記したパラディアン様式は大空間を計画する時に用いられることから左側を西洋的構成とし、壁面をヴォールト天井ならぬヴォールト壁とし西洋的要素を持ち込んだ。
シンガポールという東洋と西洋の文化の影響を色濃く受ける地に置いて、二面性的空間を、茶室でよく使われる聚楽的な色目の左官で包むことで、現代の茶室として昇華させた。
【店舗情報】
住所:#01-07 GUOCO TOWER 7 WALLICH STREET 078884, Singapore
営業時間:月-木 11:00〜21:00(L.O. 20:30)
金 11:00〜21:30(L.O. 21:00)
土日祝 11:00〜17:00(L.O. 16:30)